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脱臼

脱臼は受傷後の素早いケアが重要です

肩を痛めた男性

脱臼は関節に起こるケガです。

スポーツ中はもちろんのこと、日常生活においても転倒や事故によって関節が外れてしまう可能性があります。

症状の早期改善を目指すためにも、受傷直後は素早く、的確な対処を行うようにしてください。

また、脱臼は再発しやすいケガであるため、予防もしっかり行っておきましょう。


こちらのページでは、脱臼について原因や対処・予防の方法を詳しくご紹介しています。

contents

    trouble

    • チェックボックスの画像

      転倒して手をついた後、肩が動かせなくなった

    • チェックボックスの画像

      脱臼をして関節周辺が紫色に腫れてきた

    • チェックボックスの画像

      脱臼の処置方法がよく分からない

    • チェックボックスの画像

      また脱臼してしまわないか不安がある

    symptom・cause

    脱臼とは、関節を構成する骨が本来の位置からずれてしまったケガになります。

    完全に関節面が離れてしまったものを「完全脱臼」、部分的にずれたものを「亜脱臼」と呼んでいます。

    受傷時にスムーズな対応が行えるよう、脱臼の特徴的な症状や原因について理解を深めておきましょう。

    肩を脱臼した女性

    脱臼の症状

    ●痛み


    患部周辺に圧痛があり、患部を動かしたり荷重をかけたりすると、強い痛みを生じます。


    ●内出血、腫れ


    血管を損傷することで内出血が広がり、患部のまわりが腫れていきます。


    ●機能障害


    強い痛みにより、関節を動かせなくなります。

    また、外れた関節を押して動かそうとすると抵抗を感じる「弾発性固定」は、脱臼固有の症状となります。


    ●変形


    関節が本来の位置から外れるため、外観に変形を認めます。

    また、関節窩(関節のくぼみ部分)関節頭(関節の凸状面)を、外から触れられる場合もあります。

    肩を脱臼した男性

    脱臼の原因

    ●外傷性によるもの


    関節に強い外力がかかり発生した脱臼です。

    転倒して手を後方につくなどして、肩の外転(外側に広げる動き)外旋(外側にひねる動き)伸展(後ろに伸ばす動き)が強制された際に肩関節は外れやすくなっています。

    その他、転倒して手をついた際に肘関節を脱臼したり、あくびをした際に顎関節を脱臼したりするケースも見受けられます。


    ●病気によるもの


    病気の影響で関節の固定力が弱まり、わずかな外力(もしくは外力なし)で発生した脱臼になります。

    原因により麻痺性脱臼(脳性麻痺、片麻痺など)拡張性脱臼(股関節結核、急性化膿性股関節炎など)破壊性脱臼(関節リウマチ)の3つの種類があります。

    approach

    RICE処置の画像

    脱臼対処法

    脱臼は、血管靭帯関節包など関節周辺の組織を大きく損傷していることが考えられています。

    放置するほど痛みや腫れが広がり、症状も回復しにくくなるため、できるだけ早期の対処を行うようにしてください。

    脱臼への正しい処置方法をこちらでご紹介いたします。

    RICE処置

    安静


    患部はなるべく動かさず、安静に保ちましょう。

    無理に動かしてしまうと血管や神経などの損傷を広げる可能性があります。


    冷却


    氷のう(氷水を入れて冷却するための袋)を当てて患部を冷やします。

    アイシングによって血管が収縮するため、内出血や腫れの抑制を期待できます。


    圧迫


    包帯バンテージタオルなどを巻いて、患部を適度に圧迫します。

    圧迫することで、腫れの軽減・予防が期待できます。


    挙上


    患部を心臓よりも高い位置にあげておきます。

    重力を利用することで静脈やリンパの流れを促し、腫れを抑えていきます。

    固定

    テーピング包帯サポーターなどを使用して関節を固定します。

    関節の動きを制限することで安静を保ち、患部の治癒力を高めていきます。


    できる範囲でのRICE処置や固定を行いましたら、早急に医療機関や接骨院・整骨院に行くようにしましょう。

    整復によって関節を本来の位置に修復し、強固な固定を施すことで、痛みや腫れが早期に改善しやすくなります。

    症状を長引かせるばかりか、関節の痛みを残す可能性もあるため、自己判断で放置しないようにお気をつけください。

    温める

    痛みや腫れ、熱感が引いてきたら、ホットパックを当てて患部のまわりを温めてください。

    また、全身を内側から温められるため、湯船に浸かった入浴もおすすめです。


    温めることで血の巡りが改善し、負傷部位に酸素や栄養素が運搬されやすくなります。

    また、筋肉の柔軟性も高まってくるため、固定や安静で固まった関節の可動域も回復しやすくなります。

    TREATMENT

    東陽町整骨院でハイボルトを受ける女性

    東陽町整骨院の【脱臼】アプローチ方法

    脱臼の可能性がある患部には、エコーや徒手検査での検査が必須になります。


    当院では肘内障と言い、小さいお子さんで脱臼された患者さんが多く来院され、整復アイシングをして固定を行います。

    痛めた場所によっては他の医療機関へ紹介をさせていただくこともあります。

    PREVENTION

    01

    インナーマッスルの強化

    体幹の筋力を鍛えておくと、転倒のリスク軽減に繋がると言われています。

    脱臼の予防には、次のようなトレーニングをまずは行ってみてください。


    プランク


    ・うつ伏せになります

    ・肘を支点にして上体を軽く起こします

    ・お尻を浮かし、頭からかかとまでが一直線になる高さまで上げます

    下腹部あたりに力が入っていることを意識して、30秒ほど身体をまっすぐにした状態をキープします。


    ドローイン


    ・仰向けに寝て膝を90度に立てます

    ・お腹を膨らませるように、ゆっくり息を吸います

    ・最大限吸いきったら15秒ほど息を止めてキープします

    ・ゆっくり息を吐き、お腹をへこませていきます

    上記の要領で、息を吸う、吐くを10回ほど繰り返します。


    バックブリッジ


    ・仰向けに寝て膝を90度に立てます(手は手のひらを下にして身体の横に置きます)

    ・お尻を上げていきます

    ・肩から膝がまっすぐになる高さで30秒ほどキープします

    お尻の筋肉に力が入っていることを意識して行いましょう。

    02

    身体の使い方を見直す

    特に一度脱臼された方は、関節周辺の骨や軟骨、靭帯の損傷をともなうケースが多いため、再脱臼しやすくなっています。

    肩関節脱臼の場合は、再発させないように次のような姿勢や動作は控えるようにしてください。


    ・腕を後方について立ち上がる

    ・仰向けになり頭の後ろで指を組む

    ・横向きで寝て、腕を後方にひねる

    ・下着を着用するために腕を背中にまわす

    など

    03

    食事に気を付ける

    関節を構成する骨や筋肉の強度を保つため、普段の食事にも気を配っておきましょう。

    ケガの予防には、次の栄養が重要だと言われています。


    カルシウム


    骨の材料となるほか、筋収縮や血液凝固などの役割がある栄養素です。

    牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品をはじめ、小魚や大豆製品、野菜(小松菜、水菜)などにカルシウムは多く含まれています。


    ビタミンD


    骨の形成に必要なカルシウムやリンの吸収を促し、骨の健康を維持する栄養素です。

    天日干しのキノコや魚類などに多く含まれています。

    また、日光を浴びることで、体内にビタミンDが生成されるとも言われています。


    ビタミンK


    ビタミンDとともに骨の健康維持に関わる栄養素です。

    モロヘイヤや納豆、ほうれん草などにビタミンKは豊富に含まれています。

    FAQ

    Q

    脱臼はどの部位に起こりやすいですか?

    A

    肩関節に起こるケースが特に多くなっています。

    その他、顎関節や肩鎖関節、肘の脱臼などもよく見受けられます。

    Q

    脱臼への施術に保険は使えますか?

    A

    急性の外傷のため、基本的には保険適用となります。

    初回の応急処置をしたのち、医療機関に行ってもらいます。

    Q

    脱臼はどれくらいで良くなりますか?

    A

    1ヶ月が目安となります。

    しかし、年齢や患部の状態などにより、期間は前後する可能性があります。

    Q

    脱臼はどのような方に起こりやすいですか?

    A

    転倒や接触などで関節に大きな負担がかかるため、激しいスポーツをされている方に脱臼は起こりやすくなっています。

    Q

    脱臼は癖になることはありますか?

    A

    関節を支える軟骨や靭帯を負傷するため、一度脱臼された方は関節がゆるい状態で残りやすいです。

    AUTHOR

    東陽町整骨院の院長先生の画像


    氏名

    入江 祥隆

    役職

    院長、事業部マネージャー

    資格

    柔道整復師

    血液型

    AB型

    趣味

    休日の育児、仲間との時間

    出身地

    東京文京区

    得意な施術

    首、腰、膝

    今後の目標

    江東区の健康寿命を延ばす

    施術家としての思い

    相手のことを自分事にする

    施術へのこだわり

    根拠のある施術、痛みには必ず原因がある

    経歴

    日本中小企業大賞スゴイ社員優秀賞

    最優秀院長賞2回

    最優秀マネージャー賞2回

    第21回医療オリンピックC-1矯正王優勝

    COLUMN

    TOYOCHO

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    住所

    〒135-0016

    東京都江東区東陽3-24-12

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